2013年8月28日水曜日

第1回川沿い地区まちづくり検討会

石巻中心市街地の復興まちづくりのコンセプトの一つに「旧北上川を活かしたまちづくり」があります。現在、この川の魅力を活かしたまちづくりを進めるために、生鮮マーケット構想や川辺のプロムナード計画など官民それぞれが川沿いのエリアを中心に事業を検討しています。また、安全安心を確保するために、旧北上川の堤防事業や内海橋の架け替え計画も進められています。

 


石巻市民、市外から訪れる人たちがこの川沿いのエリアにアクセスしやすく、石巻の魅力を十分に感じながら一日を過ごすことができるようになるためには、当然、これら個々の計画だけではなく、交通拠点の形成やソフト事業の充実、それらを活かすより良いインフラ事業がなければなりません。しかしながら、未だそのような総合的なプランづくりまでには官民ともに至っていないのが現状です。

街なか協議会では、旧北上川を活かしたまちづくりをより良く進めていくために、現在主に川沿いのエリアで進められている個別の事業を踏まえ、川沿い地区のまちづくり計画案を作成することとしました。

8月21日にその第1回目の会議、「川沿い地区まちづくり検討会」が、街並み部会内にプロジェクトチームを組み、開催されました。

参加したのは、現在川沿いのエリアの地権者の方や都市計画・土木分野の専門家。

第1回目は、これから作成していくまちづくり計画案の大枠、主にどのような内容を盛り込んでいけばいいかについて話し合いました。結果、以下の項目を中心にまちづくり計画案を作成していくこととなりました。

①新・西内海橋と取り付け道路の設計
②交通拠点の配置/車・人の主となる動線
③各街区の性格付け
④公共(文化)施設の配置
⑤川の利活用方策、震災遺構の発信
⑥広場の配置
⑦タウンマネジメント

それぞれを街なかに配置・検討していった場合、どのようなメリット・課題があるかについて次回以降検討して参ります。

計画案は年内に10月初旬頃を目処にまとめ、行政機関へ提案していくとともに、広く中心市街地関係者に周知し、川沿い地区のまちづくり、石巻中心市街地のまちづくりを考えていく際のたたき案になればと考えています。

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