2013年12月6日金曜日

第9回市役所大通り街並み委員会


 11月5日(火)に、横浜国立大学より野原卓先生をお招きし、第9回市役所大通り街並み委員会を開催しました。市役所大通りの商店主・住民11名と、市役所から4名、協和産業から3名、オオバから1名、横浜国立大学から3名、街なか創生協議会から4名の関係者の参加を頂きました。以下、概要を報告致します。 

■道路拡幅後のイメージ 
市役所大通りにある永巌寺の参道および向かいの空き地を使い、11月5日の日中に道路拡幅後の模擬実験を行いました。当日は商店主の方々、地元の住民、市役所の方を交え、道路拡幅後の歩道や車道のイメージの共有、安全なまちづくりのための横断実験、おもてなしゾーンの使い方についてイメージを共有しました。 



 その日の夜に行った街並み委員会では、日中行った模擬実験を踏まえた「まち」や「みち」に関するご意見を頂きました。皆さんから頂いたご意見は下記の通りです。 

○歩道の広さに関して
・実際に見てみると想像以上に広い。 
・自転車との接触の危険が減るので安全になる。 
・歩道が広く感じるので、スペースの上手な使い方を考えられないか。 
・街路樹がないので一層広く感じるかもしれない。 
・歩道の構成物(街路樹など)は少ないほうが綺麗に見えると思う。 

 ○まちの見え方に関して 
・道が広がると視覚的に店舗同士が遠くなり、商店街としての一体感がなくならないか不 
安。統一感をだす工夫がほしい。 
・ちょい止め出来るスペースがあって良い。広くなった歩道や車道を利用できると良い。 
・通行しやすくなるので賑わいが増すと思う。 
・空地と相まってさらに広く感じないか心配。 


○横断に関して 
・高齢者の横断は難しくなる。 
・車道が広くて横断歩道以外渡れない。今までのような横断は難しいと感じる。 
・車道が広くなるとスピードを出す自動車が増える。スピードを抑える工夫が出来ないか。 
・横断の際に周囲に知らせるルールや工夫が出来るとよい。 
・ちょい止めした車があると車道が良く見えないので、事故のリスクが増える。 
・車椅子は少しでも段差や傾斜があると厳しい。 




■「まちづくり手帖」(仮称)に関して 
これまで話し合ってきたことを「まちづくり手帖」(仮称)と題して、現在野原研究室にまとめていただいています。「まちづくり手帖」は次年度以降、街並み整備の具体的な話をする際に、検討する項目に幅を与えるために、またスムーズに話し合いを進めるために“活用するツール”となります。今回の委員会では、「まちづくり手帖」に盛り込む内容として話し合っておきたい点として、下記のようなご意見を頂きました。 


・電柱の地中化や配置の検討 
・歩道や看板、復興公営住宅の色彩計画 
・建物の正面だけでなく側面も見せ方を考える 
・10mの車道を狭く見せる工夫(色を塗るなど) 
・自動車をぶつけないよう、店側に置くなど街灯の配置を考える 
・街灯などはぶつけてしまわないように、背景と見分けやすい色彩計画を考える 


次回以降はこの「まちづくり手帖」について、これまで話し合ってきた事柄を振り返りながら、内容を検討していきます。 






0 件のコメント:

コメントを投稿